
A面、B面といういかにもアーティストらしい構成をとっていて、A面はウクレレに関係する著名人へのインタビューなどウクレレ関連の情報コーナーになっている。B面は簡単なウクレレ教則本になっている。まさに、1粒で2度おいしい、貴重な本だ。
A面はウクレレ情報満載
ハーブオータへのインタビューは彼のとぼけたキャラクターが垣間見えて面白い。ハーブオータヒストリーなんてのもついていて参考になる。
他にも高木ブー、竹中直人、チチ松村などのインタビューや、「ウクレレ図鑑」のコーナーでは「マーティン」「カマカ」の歴史などを紹介している。「UKULELE DISK REVIEW」のコーナーではウクレレの名盤、珍盤の紹介。結構聴いてみたいアルバムがあるけど、手に入れるのは難しそうだ。
ポエムグラフィーのコーナーで何故か浅野忠信が公園やボートの上でウクレレ持っているが、彼はウクレレを弾くのだろうか?
B面はウクレレソングブック
97年当時の情報なので、永瀬正敏の「サントリー・ザ・カクテルバー」、「カローラUにのって」「ポリンキーの秘密」など今となっては懐かしのCMソングの楽譜が載ってたりして面白い。その当時だったらこれ演奏したら結構受けたろうなあ。(笑)
他にも、「いとしのエリー」「真夏の果実」「思い出の渚」「17才」「星に願いを」「結婚行進曲」「MOON RIVER」「WHITE CRISTMAS」「Happy Birthday To You」「ムーミンのテーマ」などバラエティ豊かなソングブック(全20曲!!)になっている。
情報が少し古いのが残念ではあるが、それを差し引いても、ウクレレを始めるとっかかりに読むのに良い本だと思う。